1/60 MS-06P2 ドク型ザク

先日、久々に1/60シャア専用ザクの旧キットが再販された。
大きい物が大好きな自分としては懐かしく、また子供の頃は上手く作れなかった事へのリベンジの気持ちもあり、即購入も躊躇なかった。
我々オジサン世代は、ホビージャパン別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』 がトラウマとなっている方も多いだろう。自分もその中の一人である。
当時流行した「リアルタイプ」仕上げでこのビッグスケールのザクを完成させる想いを抱いでいた。

そんな折、友人が『ブログ更新したよ〜』との知らせ。
彼もモデラー兼ライターでありながら、なかなか完成しないのが日常茶飯事なヤツである。
でもまぁ製作途中の模型を見るのを楽しみにしているのもあって
「おお、やっちょるねぇ」と、真剣に見入ってテキスト読み進めていく……。
彼の工作をそれなりに燃料にしつつ、自分は1/60ザクをリアルタイプで、という気持ちを昂ぶらせていたのだ。
…そう、この「毒ザク」という意味不明な記述を見るまでは……。

うおおおおお! こんな面白い企画があったなんて!!
アンテナの低い自分には知る由しもなかった。
「くっそぉ、面白いものを見せやがって!!」
さっそく彼に打電だ。「返信、バカメバカメwヽ(`Д´)ノ」
そう、自分は既にこの毒ザクの虜になっていた。

さて、このMS-06P2、通称・毒ザクとは何ぞや?詳細に関してはリンク先をご参照いただきたい。
当然の話だが、今回の企画について、当のご本人であるP2氏のご承認は

 得 て い な い 。

むしろ、率先して黙って進行していたほどである。
つか友人であるMasakiが『あれだ、完成してから見せるのが作法(・д・)』とか。

更にこういう企画物は大きいスケールでやる事が面白い、という自論の下にもぉ誰も止められない状態までテンションMAX!
つか誰も止めないけどな。

そして完成したこの「MS-06-P2 ドク型ザク」をご覧頂きたい。
作り進むほどに「なんかカッコイクね?」と、自分も毒されていった。

<製作レシピ>
・プラン:オリジン画を参考に、ドクザクを当時作っていたら?という「あの頃」感を重視し再現。
←これを見なければ。・゚・(ノД`)・゚・。
・キット:バンダイ 1/60 シャア専用ザク(旧キット再販物)
・工作:基本的に素組み。
     手法も昔ながらの合わせ目を消しては塗って、部品を挟み込んで合わせ目を消しては塗って(略)
     頭部は、麦球を仕込むため、塗装後に部品を挟み込んで合わせ目を消しては塗って(←もういい)できるように別パーツ化。
     大スケールなので自重を考慮し、足底に石膏を入れて安定化を図ってみた。

・トゲ:これ重要w この大きさに合う流用部品が無いので、旋盤で丸材から削り出し。

・塗装:クレオスのカラーを瓶から出した生のままで使用。レッド、ネービーブルー、サンディブラウン、ダークグリーン、艦底色。
     さすがに塗装面積が広いのでエアブラシを使用し一部は筆塗り。デカール貼り付け後、ツヤ消しクリアーを吹いて全体のツヤを整えた。
    
・ウェザリング:ちょー重要。「あの頃」の空気を再現する為、当時流行ったシルバーの剥げチョロ塗装を施してみた。

・デカール:貴重な当時モノを使用。
       手持ちの1/100リアルタイプザク付属のデカールがまだ使用できる状態だったのでそれらを使用。
      当時は、MSを兵器として捉えて再現する情報も考証も曖昧で所謂、「注意書きが書いてあるとなんかリアルヽ(・∀・)ノ」という厨房感覚丸出しのマーキングを演出。
      というか当時から進歩してないだけともいう。まぁなんだ、これも「あの頃」の雰囲気である。

↓1/60てどのくらいの大きさなのよ(塗料瓶と比較)



↓まずは、パッケージ風に撮ってみたw


↓ここからいろいろ画










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